QuickSightのテーブル/ピボットテーブルで行と列のサイズを利用者がリサイズ出来るようになりました

QuickSightのテーブル/ピボットテーブルで行と列のサイズを利用者がリサイズ出来るようになりました

Clock Icon2022.06.16

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いわさです。

QuickSightでは様々なビジュアルが用意されていますが、ビジュアルごとにカスタマイズ出来る項目も様々です。
随分と前にテーブルとピボットテーブルでスタイル設定オプションがたくさん追加されて、行の高さなどを作成者が指定出来るようになりました。

今回さらにアップデートされ、分析やダッシュボードでドラッグ操作で行と列のサイズを自由に変更出来るようになりました。

ためしてみる

適当なCSVをアップロードしてデータセットを作成し、テーブルとピボットテーブルを作成します。

key1,key2,kind,value
aaa,a1,hoge,10
aaa,a2,fuga,10
aaa,a3,piyo,10
aaa,a4,hoge,10
aaa,a5,fuga,10
aaa,a6,piyo,10
aaa,a7,hoge,10
aaa,a8,fuga,10
aaa,a9,piyo,10
bbb,b1,hoge,10
bbb,b2,fuga,10
bbb,b3,piyo,10
bbb,b4,hoge,10
bbb,b5,fuga,10
bbb,b6,piyo,10
bbb,b7,hoge,10
bbb,b8,fuga,10
bbb,b9,piyo,10

今思えばこのデータ、失敗しましたね。
ピボットテーブル使うのであれば、kindにあわせてkey2は同じにしても良かったですね。

アップデート前

本アップデート前もドラッグ操作でのサイズ変更は実は一部可能でした。
列ヘッダーにカーソルをあわせてからドラッグすることで列の幅を変更することが出来ました。

逆に、言ってしまうと変更出来るのはここだけでした。

アップデート後

アップデート後からは列ヘッダ以外の好きな位置で変更出来るようになりました。
また、行の高さを好きなように変更出来るようになったのがかなり使いやすいです。

そして、本機能は分析で使えるのは勿論、閲覧者が共有されたダッシュボードで閲覧時に好きなように変更出来るのもポイントかなぁと思います。
以前は作成者がスタイル設定で行高さを指定する形だったのです。

リサイズした内容は保存される?共有される?

リサイズは一応変更なので、どこまで反映されるのか気になりました。

結論としては分析で変更したリサイズ内容は公開し直したタイミングでダッシュボードへ反映されます。
そしてダッシュボードへ反映されるということは共有している閲覧者へもサイズ情報は共有されます。

以下は分析でリサイズした状態で公開し直すとダッシュボードへ反映されている状態です(わかりにくい)

一方で、ダッシュボード上での変更は保持されません。 同一ユーザー・ブラウザ上でも保持されませんでした。開き直すとリセットされます。

以下は閲覧者がダッシュボードでリサイズした内容が他の閲覧者や作成者のダッシュボードに反映されていないことを確認した状態です(わかりにくい)

さいごに

本日はQuickSightのテーブル/ピボットテーブルで使えるようになったリサイズ機能を試してみました。

より使いやすくなって良いアップデートですね。
ダッシュボードであれば他ユーザーにリサイズ内容が反映されないので閲覧者の方も安心してリサイズを使いましょう。
一方で、分析でリサイズした内容は公開時にダッシュボードへ反映されるので、作成者の方はその点を覚えておきましょう。

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